三脚

私も数年前に色々雑誌などで情報を集めて(そこそこ)高価な三脚を買ったんですが、最近はあまり使ってないですね。夜景を撮る時と花火くらいかなあ。あと水の流れをスローシャッターで撮りたい時とか。マクロ撮影の時も以前は三脚必須だったけど、今では手持ちが多くなっています。構図の自由度が全然違いますし、ピントがズレたり体が揺れたりすることへの対応は、数多く撮ることとISO感度を上げることで十分対応可能です。フィルムの時代だったら撮る枚数がそのままコストに跳ね返ったけれど、デジタルだったらそれは関係ないですしね。
風景写真なんかでも三脚を使えとよく言われるけれど、今ではちょっと疑問だなあ。三脚はブレへの不安を解消するための手段に過ぎないでしょ。だったら手ブレ補正、ISO感度調整などの援軍も得た今の時代、あまり三脚にこだわる意味も無いんじゃないかと。
三脚に限らず、フィルム時代からカメラマンに植え付けられてきた習慣には「古い時代の必要悪」みたいなものもあるからね、ベテランの言うことは取捨選択して聞くことが大切だと思います。あまり理由を考えずに自分の習慣を押し付けようとする人も多いから。