超広角で雲を撮る

どの辺の焦点距離から「超広角レンズ」という領域になるのかは諸説あるようですが、少なくとも20mmを切るレンズを「超広角」と呼ばない人はいないと思います。ということで私が持っている「フォクトレンダー・スーパーワイドへリアー15mmF4.5」(以後ヘリアー15mmと略します)は文句無く超広角レンズです。このレンズがどのくらい広い範囲を写せるかというと、
こんな感じ(↓)

といってもこれだけじゃわかりにくいでしょうから、同じ場所をFinePix F10の35mm相当で撮った写真を載せてみます(↓)

かなり違いますね。写る範囲だけじゃなく色合いもかなり違いますが、まあF10はピーカンに弱いので…
もう少しわかりやすく、ヘリアー15mmの写真にF10の写真を(擬似的に)重ねてみるとこんな感じ(↓)

(ちょっと右側にズレました ^^;)
超広角は難しいとよく言われます。確かにパースペクティブ(遠近感)の強調効果を活かす撮影は難しい(というより私自身1枚もまともなものを撮れていない)ですが、毒薬じゃあるまいし、お気楽に使っちゃいけないというわけじゃありません。とりあえずは水平に気を付けて雲を撮ってみれば、レンズの表現力を十分楽しむことができると思います。雲は大気の大きな流れに沿って出来るので、広い範囲を写し込める超広角レンズが圧倒的に有利なのです。