アイコンと写真

昔、Macintosh用のソフトを作るクラリスという会社がありました。そこの製品はどれも素晴らしいユーザーインターフェースを持っていて、特にクラリスワークスという製品は(機能はともかく)ワープロ表計算等が見事にシームレスに統合されており、その使い勝手は今の MS Office などに比べてもずっと高い次元にありました。

これ(↑)がクラリスワークスのアイコンですが、私はこのデザインも大好きでした。クラリス社のアイコンは、どれも軽く筆書きしたような輪郭に、色をちょっとズラして落とすセンスの良いものだったのです。
ということでもう大体おわかりでしょうが、上で私がやっている多重露出は、このクラリス社のアイコンが出発点です。こういうイメージが何故か好きなんですよね。もちろんシンプルな素材でないとボケがなかなか活きてこないので、撮る物は選びますが。
ついでに言わせてもらえば、今の MacOS X のあまりにリアルなアイコンは好きではありません。奇麗ではあるけれど、一目見ただけでは何のソフトかわからないアイコンが多くなってしまいました。それでもアップル純正のアイコンは流石にセンスが良いですけどね。