HDR Photo

夕焼けなどの輝度差の大きいシーンを撮ると、空の色やコントラストを出せば地上が黒く潰れ、逆に地上を明るくすると空が真っ白に飛ぶ、という経験は誰でもあると思います。じゃあ違う露出設定で数枚とって、それぞれの良いとこだけを取り出して合成すればいいじゃん、というのがHDR写真というものらしいです(参考:FlickrのHDR Group)。
仕上がりには使うツールの癖もかなり反映するようですが、一見するとかなり現実離れしたイメージに仕上がるようですね。面白い。まあ人間の目は明るいところも暗いところもそれなりに補正して脳内でまとめてくれるので、実際の記憶に近いのは HDR写真なのかなあと思うけれど、でもどう見ても作り物くさい写真ばかりだよなあ。いやこの「作り物くさい」というのは決して悪口じゃなくて、今まで見てきた物と明らかに違う質感が面白いということなんですが。
ただ、自分が受けた衝撃(というか「こんな写真が撮れるのか!」という感動)では、PECさんのパノラマ夜景に匹敵するほどのものではありませんでした。