人を撮らずに人を撮る

十勝の大地を撮るということは、人の営みを撮ることに他なりません。厳しい冬と戦いながら、あるいは恵まれた土壌の恩恵を受けながら、人はどのようにしてこの北の地で生き続けてきたのか。有史以来の、人と自然の関わりがすべて土に、木に、川に刻まれているのです。街角スナップとさほど変わるものではありません。