妙な理屈付けをするな

日本カメラ誌をパラパラと読んでいたら、「銀塩主義『プロが語るフィルムの魅力』」というコラムでHABU氏が「場のオーラは銀塩でなくては写らない」というタイトルの文章を載せていました。そこには「銀塩は気持ちや精神性が写り込む」「デジタルはどうしてもデータ、情報という感触があるから(以下略)」というどこかで見たようなフレーズが…
んー、心を伝えるってことは、そんなに使う機材や手順に左右されるものでしょうかねえ。Input と Output の間に人の心(操作)が介在する以上、デジタルだって銀塩だって写真には撮る人の気持ちが写り込むのですよ。そうじゃないとすれば、それは単にデジタルカメラを頭から嫌っているから。機械も人間も同じで、自分を嫌っている奴(あるいは自分の技量を計ろうとする奴)に対して心を開いてはくれません。気持ちが写らないのは、気持ちを込めないからじゃないですか。