強い写真

強い写真を撮るにはどうしたら良いだろうといつも思っていました。写真の世界で「強い写真」「弱い写真」という慣用語が既にあったのなら申し訳ありませんが、ここで言う「強い」とは写真の与える印象がどのような環境で見てもあまり変化しないことを意味します。逆に「液晶ディスプレイではこの色合いは出ないから」とか「この微妙なグラデーションを表現するにはライトボックスに限る」とか、見る環境によって作者の意図がかき消されてしまうような写真は「弱い写真」です。言い方を変えれば「鈍感な写真」と「敏感(デリケート)な写真」となるかもしれません。
で、一番強い写真(画像)といえばやっぱり中間色無しの白と黒だよなあ、と思って試してみたのが先日の写真。ディザをかけるとかえって貧乏くさくなるので、そのまま白黒2値化してみたものです。これでは色が無くて寂しいので、今度はRGBの各飽和色(#000000,#FFFFFF,#FF0000,#00FF00,#0000FF)だけに減色してみようと思っているのですが、その方法がちとわかりません。Photoshopのポスタリゼーションで似た効果は出るけれど、あれは階調数しか指定できないので今回の目的とは少々違います。PNG画像に変換するときにディザなしで近似色を全部上記5色だけに置き換えればいいと思っているのですが、パレットをどうこうすればいいのかもしれないと考えつつもまだ方法を見つけていません。いずれ試してみたいと思います。
追記)飽和色といえば #00FFFF,#FF00FF,#FFFF00 もありますね。