ミニ三脚のススメ

コンパクトデジカメを買った方にまずお勧めしたいのは、ポケットに入るくらいのミニ三脚です。最近のコンパクト系は高画素化の影響なのか感度が低めになっていますから、少しでも暗くなるとシャッタースピードが遅くなってしまいます。そうすると当然手ブレの危険性が増すわけですね。皮肉なことに写真(特に風景写真)というものはピーカン(晴天)時よりも朝や夕方、薄曇りなどの方がいい雰囲気に仕上がることが多いですから、極端な話をすれば「良い場面=手ブレの危険たっぷり」という等式が成り立つわけです。そこで活躍するのがミニ三脚。こいつにカメラをセットして撮影すれば手ブレの危険性からはかなり解放されます。更にカメラが短時間(1〜2秒)タイマーモードを持っていれば、そいつを使いましょう。これで、ほぼ手ブレからは解放されるはずです。メモリーカードに金使うのもいいけれど、多少圧縮率を上げたとしても手ブレしてない写真の方がずっと見栄えしますよ。
それと、せっかくコンパクトなデジカメを買ったのだから、状況が許す限りどこにでも持ち歩く方がいいでしょう。画質では高額な機種にかなわなくても、写すチャンスの数では比較にならないほど多くなりますから。デジタル一眼を毎日部屋で磨いている人よりは、結果的に良い写真をモノにする可能性大です。