Picasa

Googleから出ているPicasaという画像管理ソフトがあります。最初に出た頃のバージョンを1度VirtualPC上のWindowsにインストールしたことがありますが、その時はちょっと洗練されていないiPhotoApple純正の画像管理ソフト)のコピーといった感じでした。ディレクトリ管理からの解放という意味ではiPhoto(&Picasa)的なアプローチは有効ですが、iTunesほど成功しているかというとちょっと疑問。もちろんこの「成功」というのは単に普及するという意味じゃなくて、狙い通りの使い勝手が実現できているかどうか、という意味ですが。
音楽データに比べると画像データはパソコン内でいじる頻度が高いので、どうしてもひとつのソフトに管理をすべておまかせ、とはならないんですよね。そうなると、従来の手法からかけ離れた管理をするソフトほどパワーユーザーにとっては扱いずらいものになります。
逆に私のようにディレクトリなんてものに整理するより時系列でズラズラ見るのが楽しい人間にとっては、Windowsでもようやく使えるソフト(の原型?)が出てきたか、という思いがあります。ちゃんとレタッチしたけりゃPhotoshopに送れば済むことですし、なんといっても写真は後でダラダラ見て楽しむためのものですから。公開用のデータを作ったり整理したりするのはおまけみたいなもんです。