CONTAX G2 雑感

とりあえず、カメラに任せて撮る(カメラに撮ってもらう)分には、大きな問題点は無いことがわかりました。
中古カメラを買った場合、一口に問題が起きたといってもそれは大きく分けて2つの原因が考えられます。中古ゆえの問題点(動作不良等)とカメラ本来の問題点(設計不良等)です。以前銀塩ユーザーだったわけでもなく、しかもこの手の製品は初めてという私から見れば、何か納得のゆかない事態が起きた時、それがどちらの原因から起きたものかを切り分けるのが極めて困難なことは明白でした。そこでネット上から自分の探し得る限りの情報を集めておいたのですが、今回の撮影とそれらの情報を照らし合わせるに、どうやら中古品ゆえの問題は全く起きていないようだと判断しました。
また、AFに一抹の不安を抱いていたのですが、それも杞憂に終わりました。「外したかもしれない」という感触があったものを覗けば、少なくともきちんとAFは動作しているようです(ただしブラしてしまったものはありましたが)。AFの結果(合焦したかどうか)がその場で確認できないのはつらいですが、そういえば *ist D でも MF では外すことが多いし、F10 の荒い液晶じゃ確認なんてできないし(ただしこいつのAF精度はかなりのもの)、似たようなものですね、うん。
それより何より、撮影後に背面の液晶を確認するという作業がひとつ無くなるだけで、これほど撮影にリズムが出てくるものかと驚いてしまいました。かといって F10 はリズムが崩れるというわけじゃないんですけどね。あれはシャッターを押す時にも液晶を見ながらなので、ごく自然に確認画面を眺めることができますから。むしろそれでリズムが壊れるのはデジタル一眼を始めとするファインダー付きのデジカメかもしれません。
機械に問題のないことがわかったので、いよいよこれからは「きちんと使う」ためにいろいろトライしなければいけないと思っています。まずはシビアな露出が要求されるリバーサルフィルムで、露出感覚をつかむつもり。それと同時に、ラボとの付き合い方とか、実地じゃなきゃわからないことを順次覚えてゆくつもりです。ま、ゆっくりと、ね。