正常進化をして欲しい

デジタルカメラは、基本的にノイズレスを追求すべきだと思います。メーカー側も、ノイズを味として残しましたなんて馬鹿な言い訳をせずに、解像感を残すためにはこれ以上ノイズを抑えることができませんでしたと言うべき。だって肉眼で見る時には粒状感なんて感じないでしょ。もしかしたら眼球から伝わる情報にはノイズがたっぷり乗っていて、脳がノイズリダクションをかけているのかもしれませんが。
フィルムではどうしてもノイズ、あるいは粒状感が残る。だったらそれを積極的に利用し、表現の糧としようとするのは自然な流れです。けれども、それはデジタルカメラにも通用する価値観じゃないと思いますし、通用させちゃまずいような気がします。デジタルカメラはフィルムと違って「脳」を持っているのですから。