違うことなど何もない

銀塩カメラとデジタルカメラの差とか違いとか、自分はあまりわからないな。それが画質や機能を対象とする違いならともかく（それだって怪しいものだと思っているけれど）、撮影に対する気構えとか温もりとか、抽象的な概念で「違う、違う」と連呼されると「この人、ほんとにわかって言ってるのかいな」と思ってしまいます。デジタルになったからといって写真が丁寧に撮れないなんてことあり得ません。もしあったとすれば、それは元々その人が丁寧に撮れない人だったからです。デジタルは確かにたくさん撮ることに対する抵抗が少ないけれど、「たくさん撮る」＝「乱暴に撮る」と決め付けてしまうのはおかしいんじゃないかな。
私の持っているカメラの中では、豊かな階調と解像力という点で CONTAX G2 とフィルムの組合せが頭一つ抜けています。だから大事なところでは必ずこいつを使うけど、もし EOS 1Ds MarkII あたりを持っていたとしたら話は違ってくるかもしれません。モノとしての現像済みフィルムが手元に残るので、やはり大事な場面に使っているかもしれませんが。
同じようにオートホワイトバランスの優秀さと携帯性では FinePix F10 が頭抜けていますから、普段撮りはすべて F10 です。さらに望遠では *ist D、超広角では MZ-3 を使うしか選択肢がありません。それぞれに得意分野があるので、目的や気分に合わせて使いましょ、とただそれだけのことですね。
追記）ちなみに超広角の領域はG2もひたひたと狙っております。Biogon21mm本気で物色中。